さいたま市桜区ピアノ教室　講師紹介

幼少期：

一人っ子だったため、外で誰かと遊ぶことが多く、家の中で過ごした記憶はあまりありません。

幼稚園に毎日行くのは嫌でしたが、誕生日会や運動会などのイベントには喜んで参加していました。親は細かいことを言わないタイプだったので、自由に過ごすことができました。

 

小学生時代：

親の仕事柄転勤が多く、5回ほど転校を経験しましたが、すぐに新しい環境に適応できる子供でした。

勉強よりも遊びに夢中で過ごしていました。

ある日、音楽の先生が休憩時間に「エリーゼのために」を弾いているのを聞いて感動し、自分もピアノを弾いてみたいと思いました。

そこでオルガンを買ってもらい、近所の先生に教わり始めました。

当時は音楽に特別な興味を持っていませんでしたが、先生の演奏に心が動かされる不思議な経験をしました。

音楽は次第に自分の友ともなり、心の支えとなっていきました。

 

中学生時代：

親友との出会いや初恋を経験し、充実した楽しい日々を過ごしました。

ピアノも毎日遅れを取り戻すように頑張って弾いていました。

近所の先生は優しく、その支えもあり、ピアノへの情熱がさらに深まりました。

 

学生時代：

中学の先生の反対を押し切って、東京音大付属高等学校の入学試験を受け、合格しました。

親友と別れて音楽の道を選びました。

放課後は親友と日が暮れるまで語り合う充実した日々でしたが、音楽への情熱が強く、猛勉強の末に受験に成功しました。

東京音大では勉強とピアノに励みましたが、一身上の都合で退学。

その後はアルバイトや専門学校に通いながら音楽を忘れようとしましたが、心から離れることはありませんでした。

 

社会人時代：

事務職員の仕事を見つけ、1年間勤めた後、寿退社しました。

 

結婚と子育て：

親の勧めでお見合い結婚をし、3人の子供に恵まれ、親元を離れて生活しました。

子供が幼いころは毎日が戦争のようで、音楽とは無縁の生活でしたが、少し余裕ができるとエレクトーンを習ったり、小学校の合唱の伴奏を頼まれたりしました。

音楽は常に心の中にあり、私の分身のような存在でした。

家にピアノがなかったため、小学校の体育館にあるグランドピアノを卒業式まで毎日借り、体育館を使用していないときにピアノの練習をしていました。

その曲が完成した時、運動場にいた小学生が数人聴きに来てくれて、拍手をくれたときは、とてもうれしく、頑張れば結果は出ると感じました。

子育てがある程度落ち着いて自分の時間が持てるようになったときも、音楽は離れなかった。

住んでいる所は、団地だったので、ピアノはおけず、エレクトーンだったら大丈夫と思い、中古のエレクトーンを購入し、習いながら、音楽を楽しんでいました。

一年経過し、ヤマハのエレクトーン発表会にでて緊張したことが、思い出に残ります。

また、家事は大事なので行いつつ、それだけで終わりたくないという気持ちもありました。

 

40代以降：

一番下の子供が小学生に入学したのを機に事務の仕事に就き、20年間勤めて定年退職を迎えました。その間、パソコンを打つことがピアノを弾く感覚に似ていると感じていました。

定年が近づくにつれて、もう一度音楽に真剣に取り組みたいという思いが強くなり、電子ピアノを購入し、山野楽器店でレッスンを始めました。

過去の経験を思い出しながら、再び音楽大学の社会人コースで学び、技術や表現力を磨きました。

音楽はもはや自分からかけ離れたものではなく、自分の感情であり、自分のコミュニケーションであり、自分の生き方そのものであることに気づきました。

楽器を通しての自己表現は、人に伝わる喜びを共有する素晴らしい手段だと感じています。

 

現在：

現在は、音楽を通じて得た知識や経験を活かし、ピアノ講師として活動しています。

生徒たちには、音楽の楽しさや心の豊かさを伝えることを大切にしています。

音楽を学ぶことで得られる自己表現の喜びを、より多くの人と共有していきたいと考えています。

大宮区より桜区に転居しました